英語力で年収に差が出るって本当?英語力を生かせる仕事とは
2020年に小学校での英語教育が必修になったことで、英語力はますます重要なスキルとして注目されています。一方で「英語力で年収に差が出る」という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。   実際に英語ができることで、給与やキャリアアップにどれほどの影響があるのでしょうか。英語力をどのような仕事で生かせるのか、具体的な職業や業界についても気になるところです。   本記事では、英語力が年収に与える影響や、英語を生かせる仕事について詳しく解説します。

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英語力が年収に与える影響

ヒューマングローバルタレント株式会社が運営する転職・求人情報サイト「Daijob.com」は、登録者の英語力や企業からのスカウトデータを元に、英語力が年収やキャリアに与える影響を調査しました。
 
その結果、企業からスカウトを受けた日本国籍の人材の75%以上が「ビジネス会話以上」の英語力を持っていることが分かりました。
 
男女別に見ると、企業からスカウトされた男性の50代で「ビジネス会話以上」の英語力を持つ人は、国税庁の調査と比較すると年収が1.4倍(263万円差)高くなっています。女性では50代で最も年収差が大きく、1.9倍(303万円差)となっていることが分かりました。
 

高い英語力がある人は海外移住へ

海外永住権の取得には、語学力や就労経験など、滞在先の国が求める要件を満たすことが必要です。語学力を備えた人材は、近年の日本と海外の賃金格差を背景に、年収やキャリア向上を目指して海外移住を決断するケースが増えています。
 
外務省の「海外在留邦人数調査」によると、海外永住者はコロナ禍を挟んでも20年連続で増加傾向にあり、今後も、高い英語力を持った人材の流出は続くと予想されています。
 

英語を生かせる仕事