・キセル乗車
・区間外乗車
・折り返し乗車
・無人駅での無賃乗車や無賃下車
貯める&備える
2024/12/23
後から乗ったお客に押され、あっという間に満員電車に。「荷棚に置いた荷物」を取るのに苦戦していたら、目的の駅を通過してしまいました。1駅分戻る場合、その料金は上乗せされるのでしょうか?
キセル乗車とは、2枚以上の乗車券を利用することで乗車券がない区間を移動し、その料金の支払いを免れる行為です。喫煙具の1種である、キセルからこの呼び名が付きました。
前述のように、折り返し乗車においては故意ではなく、誤りであれば不正乗車にはなりません。ただし、明確な動機がある場合は不正乗車に該当します。
折り返し乗車における動機の一例は以下の通りです。
・区間外の駅構内にある商業施設などを利用するため
・座席を確保して目的の駅へ向かうため
・快速や特急列車に乗車するため
上記のようなケースでは明確な動機が存在するため、折り返して乗車した区間における料金も支払わなければなりません。支払わなければ不正乗車に該当します。
不正乗車によって該当する犯罪
不正乗車を行った場合は法律違反となり、犯罪が成立する可能性があります。
以下に、不正乗車によって成立する犯罪をまとめました。
・鉄道営業法違反
・電子計算機使用詐欺
・建造物侵入罪
・軽犯罪法違反
どの法律に違反するかは状況次第ですが、1度の不正乗車で複数の違反行為が認められるケースもあるでしょう。罪は罰金や科料のほか、懲役が科されることもあります。
不正乗車の場合は駅員などにその場で身柄を確保される、いわゆる現行犯逮捕のイメージが強いかもしれません。しかし、後になって不正乗車が発覚すれば、通常逮捕が行われるケースもあります。
つまり、不正乗車はその場でバレなければよいというわけではありません。
有無を得ない状況であれば、料金の上乗せはない
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