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電車を乗り越すとどうなる?
根本的に、鉄道利用においては実際に乗車した経路に応じて運賃を支払うのが鉄則となります。つまり、折り返し乗車をした場合は、降車駅から本来の目的地である駅までの料金も追加で支払う必要があるといえるでしょう。
ただし、状況次第では折り返し乗車をしても、追加の料金を支払う必要がないケースもあります。
簡単にいえば、乗り過ごしや折り返し乗車がやむを得ない状況だったと認められた場合です。例えば、路線を間違えたり気付かずに乗り越したりした場合が該当します。JR東日本の旅客営業規則においても、乗車券の区間外に誤って乗車し、その事実を係員が認めた場合は誤乗区間を無賃送還扱いにするとされています。
今回のケースでは、目的の駅を通過する時点で乗り越しに気づいている点がややイレギュラーといえるでしょう。乗り越しを自覚している場合、無賃乗車に相当するケースがあるからです。しかし、やむを得ない結果でもあるため、状況を丁寧に説明すれば無賃送還が認められる可能性は高いでしょう。
不正乗車に相当する行為
折り返し乗車だけでなく、電車の利用における不正乗車にはさまざまな種類があります。
不正乗車の種類を以下にまとめました。