ネット上では、「端島をバックに咲き誇るコスモスに涙が出ました。久しぶりに心震えるドラマでした」「すごいドラマだった。『アンナチュラル』のスタッフだからと見始めましたが、見てよかった」「悲しい終わり方かもしれないが、へたにハッピーエンドにしなくてよかったと思う」などと好意的な声が続出。
さらに、和馬(尾美としのり)の一人息子・星也役を演じたJO1・豆原一成のファンによる反響も目立ち、「豆ちゃんの演技、最高だった。もう見られないと思うと寂しい」「豆がこんなに素晴らしいドラマに出ていて、ファンとして誇らしい」といった声が相次いでいる。
「壮大な物語ゆえ、最初は『恋愛ドラマなの? それとも歴史もの?』などと戸惑う視聴者も見られましたが、次第にハマる人が続出。最終回でストーリーがきれいに完結し、視聴者の満足度は概ね高かったようです。また、TVerでは2時間スペシャルとして放送された最終回を前編(第9話)と後編(第10話)に分け、未公開シーンを含むディレクターズカット版として配信しており、これも好評を博しています」(テレビ雑誌記者)
『海に眠るダイヤモンド』最終回&期間平均8.3%で、『ブラックペアン』下回る
一方で、視聴率は同枠にしては「イマイチ」と言わざるを得ない。『海に眠るダイヤモンド』最終回の平均世帯視聴率は8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、期間平均も同じく8.3%。
同枠前クールの『ブラックペアン』シーズン2の最終回が12.0%、期間平均が11.3%だったことを思うと、物足りない結果といえる。
また、2010年以降の日曜劇場枠における期間平均の歴代ワースト1位は、錦戸亮主演『ごめんね青春!』(14年10月期)で7.7%。『海に眠るダイヤモンド』はこれに次ぐワースト2位となる。
「『海に眠るダイヤモンド』は、初回こそ11.0%と2ケタで発進しましたが、第2話以降は1ケタが続き、第6話で6.7%までダウン。その後、最終回まで8%台が続きました。なお、最終回はテレビ朝日系の『M-1グランプリ2024』と運悪く“裏被り”。『M-1』の平均世帯視聴率が関東地区18.0%、関西地区25.5%と高視聴率だったため、視聴者をとられた可能性は大いにあるでしょう」(同)