全国50エリア以上で地方創生事業のプロデュースを行うさとゆめの100%子会社・MIYAMOTOは、地域と人、地域と企業が協働し、持続可能なまちへの変革に挑戦する「小海 SX Field」の取り組みを始動する。
「小海 SX Field」立ち上げの背景
長野県小海町は、八ヶ岳のふもとに広がる松原湖高原を中心に、観光地や地域の信仰の地として賑わいをみせてきた地域。しかし近年は、環境や社会の変化に大きく影響されているという。
冬になると全面結氷する湖として有名な松原湖が、地球温暖化の影響で全面結氷しない年が出てきたり、人口減少とともに宿泊施設や飲食店の廃業が続いたり、地域自体の存続が危ぶまれる状態になっているそう。
そのような中、さとゆめは2017年から小海町への伴走支援をスタート。松原湖を中心として、健康経営に取り組む企業向けのセラピープログラム造成や人材の育成などを通して、地域活性化に取り組んできた。
しかし、コロナ禍を経て社会が変化を続ける中で、地域経済を守り持続可能な社会を作っていくためには、これまで以上に地域外の人や企業を巻き込み、アイディアを出し合い、形にするための「場」が必要と考えた。
そこで、町全体がフィールドとなって“地域発SX”を生み出す「小海 SX Field」を立ち上げることになった。
「小海 SX Field」について
一般的に「SX」とは、“Sustainability Transformation(サステナビリティ・トランスフォーメーション)”を指し、社会の持続可能性と企業の価値創造を同期化させること、そのための変革を意味する。
「小海 SX Field」は、「SX」を“Sustainability Experience for Sustainability Transformation”と定義し、この場所での持続可能な体験(Experience)を通して、サステナビリティへの変革(Transformation)に繋がるきっかけを作っていくことを目指す。