将来のために、20代のいまのうちから「毎月5万円」を貯蓄に回そうと思います。タンス預金ではなく「NISA」にするといくら得しますか?
20代になり就職をすると、将来に向けて少しずつでも貯蓄をしたいと考える方もいるでしょう。将来のための資産形成では、NISAの活用も方法のひとつです。NISAでは、うまく運用できれば60歳のときには収益が元本の2倍近くになる可能性もあります。   また、NISA以外でも貯蓄をするコツが分かれば、より多くの将来に向けた資金を作れるでしょう。今回は、20代からNISAで毎月5万円を投資したら積立総額の目安はいくらになるのか、また20代の貯蓄などについてご紹介します。

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20代から毎月5万円をNISAで投資するといくらくらいになる?

今回は、以下の条件でNISAを活用して投資したときの金額シミュレーションを行います。
 

・想定利回り(年率)3%
・毎月5万円積立
・積立期間は20~60歳までの40年間

 
金融庁が公開している「つみたてシミュレーター」によると、条件を基に60歳まで積み立てをしたときの運用収益は2230万円、元本は2400万円の合計4630万円です。タンス預金のみで貯金をすると「5万円×12ヶ月×40年」で2400万円のみなので、積み立てたほうが約2倍多く貯蓄できる計算になります。
 
また、利回りを変更すると貯蓄額はさらに増えるでしょう。想定利回り別の積立金額は表1の通りです。
 
表1

積立総額
想定利回り 40歳時点(20年後) 50歳時点(30年後) 60歳時点(40年後)
3% 1642万円 2914万円 4630万円
5% 2055万円 4161万円 7630万円
7% 2605万円 6100万円 1億3124万円

※筆者作成
 
ただし、利回りが大きいほど損失が発生するリスクも高まります。将来のための資産形成なら、人生設計も考えたうえで、許容できる範囲内の利率を選びましょう。
 

20代の貯蓄額はいくらくらい?