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外食前におにぎりを食べるメリットについて
まずは、おにぎりの栄養素が持つ働きと、外食前に食べるメリットについて紹介します。
お米の主な成分は糖質(でんぷん)です。ごはんは太るイメージを持たれがちですが、ある程度炭水化物を摂取しないと体内の脂肪は燃焼されません。
ごはんのよいところは、ゆっくり消化されるために、血糖値が長い時間安定し、満腹状態が持続する点です。また、農林水産省北陸農政局によると、ごはんは糖質以外にも、たんぱく質やビタミンB、ビタミンE、ミネラル、食物繊維などを含み、バランスのよい食物とされています。
外食前のおにぎりで満腹状態が維持されるため、外食での食べすぎを防ぐことに期待できるでしょう。
さらに、お米をはじめとする糖質は、アルコールを分解する働きがあるといわれているため、お酒を飲むときにもよいとされています。
塩分・糖質の摂りすぎには注意が必要
おにぎりに使われる塩には、ごはんとのりの消化吸収を助ける働きがあります。ただし、摂取しすぎると体の不調を招きかねません。逆に、塩が不足すると胃酸が薄まり、消化吸収の妨げになってしまいます。おにぎりを作る際は、塩の量に注意しましょう。
また、おにぎりに含まれる糖質も摂りすぎには注意が必要です。糖質が分解されて作られるブドウ糖は、血液中では血糖として存在します。血糖値は、インスリンというホルモンによりコントロールされますが、ブドウ糖の量が過剰になると中性脂肪に変換され、脂肪細胞に蓄えられます。
そのため、ブドウ糖の基となる糖質を摂りすぎると、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積され、肥満や生活習慣病のリスクが高まるかもしれません。肥満予防のためにも、甘いものや主食の食べすぎには注意しましょう。