創業66年を迎える老舗である、ふく専門卸問屋の「畑水産」。初代社長はふぐ食文化の拡大と下関ふく業界の発展を見据え、海外では有毒性から食用の需要がほぼなかったふぐの輸出に挑戦。
数年をかけ畑水産で処理された身欠きふぐがニューヨークで初めて提供された。
昨今の海外における日本食ブームは初代のチャレンジがあってこそ。三代目の畑栄次氏は1日5,000匹ものふぐを扱い、数多くの調理人が信頼を寄せる「ふぐの達人」として知られている。
達人が厳選したふぐをコースで楽しめる
この度の「天然とらふくフルコースフェア」では、その達人が厳選する天然とらふぐを使用し、川棚グランドホテルお多福で調理。
三日間を経て完成させる熟成とらふくさし、秘伝の下地を使用しカラッと仕上げるまろやかで濃醇なとらふく唐揚、とらふくちり・雑炊など、50年以上にわたり上質なとらふぐを扱ってきた川棚グランドホテルお多福だけの味わいを楽しむことができる。
畑水産で丁寧な活かし込みを行い、身欠かれ、選定された質の高いとらふぐは、三日間の熟成期間を経て「ふくさし」の身が完成。
成熟したふくの旨味としっかりとした食感を大切に、調理人がやや厚めに引いて提供する。
「とらふく唐揚」は、川棚グランドホテルお多福の調理長に代々受け継がれてきた秘伝の下地に漬込み、ふぐの旨味を楽しめるよう衣は軽めに調整。調理人が油の温度管理に細かく気を配りカラっと仕上げている。
骨まわりのコラーゲンが溶けだし、まろやかで濃醇な味わい。女性でも手づかみで豪快に味わってほしい逸品となっている。