そんな中、12月19日に性加害問題が新たな局面を迎えた。同日配信の「共同通信」の記事によれば、元所属タレント・田中純弥さんと飯田恭平さんが、SMILE-UP.やSTARTO ENTERTAINMENTなどに対し、計3億ドル(約460億円)以上の賠償を求め、米ネバダ州クラーク郡の裁判所に提訴したという。

 なお、同社がジャニー氏の性加害を認めて以降、「被害者側が賠償を求めて提訴したのは初めて」だそう。訴状によると、田中さんは15歳だった1997年、飯田さんは14歳だった02年に、ラスベガスのホテルでジャニー氏から性被害を受けたことなどを主張しているという。

 同ニュースを受け、STARTOサイドは公式サイトに「米国における約465億円の賠償を求める訴えについて」と題したお知らせ文を掲載。同社はSMILE-UP.とは「資本関係を有せず、また経営も分離した全く別の法人として設立」したと前置きし、「米国における約465億円の賠償を求める訴え(以下『本件』)については当社は無関係の立場にあり、本件について提訴される理由がないため、大変困惑しております」とのコメントを発表した。

 また同日、STARTOが公式X(旧Twitter)にて、同様の内容が記されたテキスト画像をポストしたところ、カルチャーマガジン「BOURGEOIS MAGAZINE」(Bourgeois Culture Magazine)の公式Xアカウントが投稿を引用。「様々なことに憤りを感じることが続いていますが、明らかな金目当ての人たちに負けないでほしい」(19日午後8時台)と被害者たちを非難しながら応援コメントを寄せた。

「同誌は『東京とロンドンの架け橋』をコンセプトに、15年に創刊した雑誌。19年の『BOURGEOIS 5TH TOKYO EDITION』にて、山下智久(20年10月末をもって旧ジャニーズを退所)が初めてメンズカバーを飾り、同号のバックカバーにはSixTONESを起用しています。最新の『BOURGEOIS 12TH ISSUE』(12月15日発売)では、山下、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔、女優・広末涼子、吉川愛らがそれぞれ表紙と裏表紙を務めているようです。また同誌のXアカウントは13日に『BOURGEOIS最多特集回数』として、山下、SixTONES(個人含む) 、女優・吉川、南沙良の名前を列挙していました」(同)

SixTONESファンから「二度と関わらないで」と怒りの声