厚生労働省が実施した調査によると、令和5年の1年間における有給休暇の平均付与日数は17. 6日となっています。このうち、平均取得日数は10.9日で、平均取得率は62.1%です。前年の取得率は58.3%であり、平成30年頃より継続的に上昇しています。
ただし、事業形態や業界などによって、有給休暇の取得率には差が生まれています。複合サービス事業や電気・ガス・熱供給・水道業では平均取得率が70%を超えていますが、宿泊業や飲食サービス業では50%を下回っていることがわかりました。
有給休暇に関する意識調査によると、回答者の半数ほどは「有給休暇を取得しづらい」と回答しています。そのうち、30%以上は職場に休める空気がないことを理由に挙げています。自身が休むことによって他人の負担が多くなることへの懸念や、上司や同僚などが有給休暇を取らないことも、有給休暇を取得しづらいと感じる理由となっているようです。
有給休暇の平均取得率は62.1%
厚生労働省によると、日本人の有給休暇取得率の平均は62.1%で、平均取得日数は10.9日とされています。平均取得率は年々上昇していますが、有給休暇に関する意識調査では取得のしづらさを感じている人が多い結果となりました。
取得のしづらさを感じている人のうち、最も多くの割合を占める30%以上は休める空気がないことを理由に挙げています。
出典
厚生労働省 令和5年就労条件総合調査の概況P6
株式会社マイナビ 有休を取得しづらい理由~
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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