各社競ってメンズ向けの基礎化粧品販売に力を入れている昨今ですが、その一方でどれが自分にあったメンズ化粧品シリーズなのか、化粧水やクリームといった商品のうちどれが必要かわかりにくいという声も。そこで今回は今人気のメンズ化粧水をランキング方式でご紹介します!
男も「見た目が10割」? 清潔感の演出にお手入れは欠かせない
いい年した男が鏡の前でアレコレしてるなんておかしい! などと目くじらたてていたのは今は昔のハナシ。今はむしろいい年した男性が生活感をガッチリにじませた格好や顔色、さらには頭皮からの加齢臭をぷんぷんさせているほうが周囲から咎められる時代です。
しかし、だからといって、なかなかデパートのメンズ化粧品の売り場にダイレクトに行く勇気がある男子ばかりというわけでもないのが悩ましいところでしたが、最近は市販のメンズ化粧品のラインアップの充実とともに、一般的なチェーンのドラッグストアやスーパーマーケット、さらにネットショップなどでもカンタンに手に入るようになりました。
そこで今回はそんな男子たちに人気のメンズ化粧品の中から特にお手入れの基本とも言うべき化粧水関連の商品をご紹介します!
メンズ基礎化粧品の基本
まずは、メンズ基礎化粧品を使う上で押さえておきたいポイントをご紹介します。
【メンズ基礎化粧品の基本①】できればシリーズで
各社各メーカー色々発売されているメンズ化粧品。実際どれがいいのか迷うところかもしれません。周囲の友達などのおすすめとかが特にない場合は、シリーズ商品が充実しているタイプを選択するのも1つの手。
特にメンズの場合、加齢臭などの予防を兼ねている場合は、「化粧水」「シャンプー」などと単品でアレコレ組み合わせて使うよりも、シリーズでそろえたほうがニキビや頭皮からの匂い予防、さらにオイリー肌やカサカサ肌などのトラブル予防への相乗効果が期待できる場合が多いのでおすすめです。
【メンズ基礎化粧品の基本②】オイリー肌用と普通肌用は厳密に
普段から化粧品選びに長けている女子からすればなんでもないことですが、メンズ化粧品デビューとなる男子の場合、そもそも自分の肌質がオイリーなのかカサカサなのか、それとも普通肌なのかの区別もついていないという人も少なからずいるよう。
中には10代の頃の自分がニキビ体質であったことや、皮脂の分泌が盛んだった頃のぎらぎら肌のイメージそのままに「自分はオイリー肌」と決め付けて、オイリー肌用のものばかり選んでしまい、どんどん潤いがなくなってカサつきばかり目立つ逆効果になってしまっている人も。
もしカレや兄弟などの肌が手入れをしているはずなのに明らか荒れているな、と思ったらカレの使っているメンズ化粧水やボディソープなどをチェックしてあげることも必要。できれば、一緒にドラッグストアに出かけたり、ネットショップをチェックするなどして、「目の肥えた」女子ならではの選択眼でぴったりの市販品を選んであげることも大切ですね。
【メンズ基礎化粧品の基本③】頭皮のタイプとお肌は違う?
先ほどの肌質の問題とも重なる部分がありますが、髪がベタっとオイリー質だからといって、皮膚もオイリー質だとは限らない点にも注意が必要。
特に男性の髪がベタっとしている原因は、頭皮の皮脂やオイリー肌といった単純なものだけでなく、使っている整髪料との相性や、洗髪頻度の問題、あるいは職場環境などさまざまな条件によっても理由が左右されがち。
さらにそもそも頭皮の汚れをきちんと洗髪によって落としきれていないためにベタッとなっている場合や、逆に執拗に頭皮をごしごし洗いすぎてしまっているためにかえって、皮脂が頭皮から過剰に分泌されている場合などもあるので、頭皮や髪質と皮膚のタイプをカンタンにひとくくりにしないことが肝心。
その上で、やはりオイリーな頭皮とその頭皮からの皮脂による加齢臭などが気になる場合は、化粧水と同じシリーズの中のシャンプーやボディソープを使用しての総合的なケアも考慮してみて。
【メンズ基礎化粧品の基本④】大人のニキビ対策にも化粧水!
10代や20代の始めならいざ知らず、ある程度の年齢になったのに目立つところにニキビがあると、それだけでなんとなく生活が荒れているように思われたりすることも多いため、大人のニキビが悩みの種になりがちなのは男女差ありません。
しかしだからといって、やみくもにドラッグストアのポップに惹かれて次から次へと「ニキビ用」洗顔剤やブラシ、化粧水などに手を出すのは禁物。市販品のニキビ対策洗顔剤などはまだまだ10代向けのものが主流なので、ドラッグストアでそうした若年層向けの化粧水や洗顔剤などのスキンケア用品を購入して使っても効果が出ないところか、かえって悪化する場合もありえます。
食生活の乱れやストレス、といった内的要素を改善しても治らない場合は、大人にきび向け用に開発・販売されている専用の洗顔剤や化粧水、クリームなどでお手入れするように心がけましょう。もちろんできればドラッグストアの店員などにアドバイスをもらうことも有効です。さらにどうしても手に負えない場合や、化膿した場合などの悪化が明らかな場合は早めの専門医の診断を仰ぐことも必要です。
【メンズ基礎化粧品の基本⑤】ドラッグストアが嫌ならネットで
さまざまなラインアップが出揃ったメンズ化粧品。効果のほどはわかるけど、なかなかドラッグストアなどでは人目が気になって買いづらい、という人も中にはいるよう。
昔の「駅前薬局」とは違い、大手チェーンのドラッグストアなどの場合は、男性店員も多いので特に入りにくいこともありませんしシャンプーやボディソープなどといったラインアップも含まれるシリーズものなどであれば、大手スーパーやドラッグストアなどで食品などと一緒に「ついで買い」しやすく、あまり周囲の目線を気にする必要もありませんが、それでもどうしても気になる、という人には、大手ネットショップの利用もおすすめ。
ユーザーの声などのレビューもチェックできるほか、中にはなくなった頃に次の商品の購入をうながしてくれるリピート購入機能のあるサイトなどもあるので、自分が利用しやすいサイトを見つけて利用するのがコツ。ポイントや割引制などもあっておトクに購入できる場合も。
【メンズ基礎化粧品の基本⑥】ストレスが敵なのはメンズも同じ
ストレスをためこめばニキビなどの皮膚トラブルを誘発しがちなのは老若男女同じ。特に男性の場合、仕事などで忙しくなってくるとついつい自分の身の回りのことは後回しにしがちな分、女子より深刻かも。
ですが、明らかに疲れた顔色やニキビやがさつきなどによって荒れた皮膚をずっとさらしたままにしていると、周囲の自分に対する評価も「心配」からやがて「仕事の段取りや始末の下手な人」に変わってしまうかも。
そんな心配を杞憂にするためにも、こざっぱりと清潔感を保つのはある意味社会人としての常識の範疇かもしれません。「でも実際忙しいんだよ」という人には、化粧水、クリーム、乳液、などと細かにアイテムの分かれたタイプのメンズ化粧品ではなく、1つで全てまかなえるオールインワンジェルなどのタイプをこまめに使用するのがおすすめ。
さらに大人ニキビの原因は10代のニキビとは違い、皮脂だけが理由ではなく、潤いが足りないせいで皮膚が荒れている場合なども考えられるので、しつこいニキビに悩まされている、と言う人は、朝晩のケアがカンタンという点でもオールインワンジェルタイプの化粧水がおすすめです。