次に、年代別の転職理由を見ていきます。それぞれの世代で仕事をどのように捉えているのでしょうか。
 

20代の転職理由

20代で転職する理由として最も多いのが、「労働時間や環境に不満がある」が26.6%で、次に、「仕事が合わない」「キャリアアップがしたい」の22%です。現在の若者は仕事とプライベートをしっかりと分けて働く人が多くなっています。残業や休日出勤が重なるとプライベートが確保できなくなるため、環境を変えたいと思う人が多いのでしょう。
 

30代の転職理由

30代で転職する理由で最も多いのが、「給与が低かった」で29%となっています。次に「会社の将来に不安を感じた」が28%です。30代は仕事にも慣れてきて、キャリアアップを望む人も増えます。
 
今まで培ってきたスキルを活かし、年収を挙げて働きたいと思う人が多いといえるでしょう。また、会社の将来性という理由もあることから、自分のキャリアについて考えている人が多いこともわかります。
 

40代の転職理由

40代で転職する理由で最も多いのが、「労働時間や環境に不満がある」が36.1%となっています。20代の理由と同じですが、20代よりもパーセンテージは高いです。
 
次に多い理由が「会社の将来に不安を感じた」で、30.6%となっています。40代になると役職を担う人も多くなるでしょう。そうすると、さまざまな視点から仕事を捉えられるようになります。転職して環境を変えることで、よりよい働き方ができるようになると考える人が多くなるのでしょう。
 

50代の転職理由

50代で転職する理由で最も多いのが「上司や経営者の仕事の仕方が気にいらない」、34.5%とです。50代になると仕事の仕方が確立してくるため、周りの環境が合わないと仕事をしづらいと感じるようになります。そういった理由から、転職をして自分らしく働きたいと考える人が多いのでしょう。
 

転職理由は年代によって差がある