厚生労働省のデータによると、一般労働者の月間残業時間は平均13.7時間で、これを一日あたりに換算すると約36分となります。また、株式会社アスマークの調査では、ビジネスマンの半数以上が月間10~45時間程度の残業をしていることが分かりました。
 
なお、休日のルールや労働時間などについては、労働基準法によって定められています。時間外労働や休日労働をさせる場合、使用者は「時間外労働協定(36協定)」を結ぶことが必要です。
 
なお、協定を結んでも時間外労働には制限があり、1ヶ月45時間、1年360時間を超える残業は基本的に違法です。ただし、特別な事情がある場合、特別条項付き36協定を結ぶことで、上限を超える残業が認められる場合があります。
 
これらを踏まえたうえで、友人の働き方が違法である場合、労働基準監督署などに相談することをすすめるとよいでしょう。
 

出典

厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年分結果速報
株式会社アスマーク 残業に関するアンケート調査
厚生労働省 2024年4月1日から月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が引き上げられます
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【関連記事】

  • 職場で「カップ焼きそば」を食べるのって迷惑ですか? 安くて節約になるのですが、先日注意されました…
  • 退勤の少し前に「トイレ」に行くのってダメですか?同僚に「ズルい」と言われました…
  • 有休を取得しようとしたら「私用ではダメ」と言われました。「理由」を伝えなければダメなのでしょうか?