それでは、「どこで入って、どこで降りるか」について考えていきましょう。
今のような日経平均株価の動きを、「レンジ相場」や「もみ合い相場」といいます。先ほど伝えたように日経平均株価は、3万9000円の水準を挟んで、上は4万200円の水準、下は3万7700円の水準の範囲内で動いています。
このようにローソク足がレンジ内で動いている場合、基本的にはレンジの中にあるときは「買わない」、もしくは「売らない」という判断をします。つまり、レンジ上限である4万200円水準を超えてから買い、逆に売るときはレンジ下限の3万7700円を下回ってから、と考えます。
まとめ
レンジ相場の考え方で重要なのは、上値抵抗線と下値支持線の位置を確認し、上値抵抗線を超えたら「買い」、下値支持線を下回ったら「売り」と判断することです。なぜならば、レンジ内で買い・売りの判断をしてしまうと、買ったはよいものの下落したり、逆に売っても上昇したりすることが、往々にしてあるからです。
トレード(売買)はトレンドがある程度確定してから行ったほうがよく、トレンドが分からないうちはなるべく判断を保留し、動くことを控えるのがポイントといえます。
出典
TradingView Inc. TradingView
執筆者:重定賢治
ファイナンシャル・プランナー(CFP)
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