キッチン周りの汚れは落とすのが大変ですが、その原因の大きな部分はやはり油の汚れです。

強力な油の汚れを落とすためにはかなりの労力が必要になりますが、なかでも換気扇にこびりついた油汚れは落とすのが大変です。

調理中につく油汚れに加えて外から入ってくるホコリなどもくっついてしまい、なんともいえない分厚い油汚れになってしまうわけです。

これを効果的に掃除するためには気温が高いほうが汚れを溶かしやすく、冬に比べると夏のほうが適しているようです。

夏場にベタベタしたものを掃除するのはイヤだなと感じる方もいるかもしれませんが、ガチガチになってなかなか落とせなくなるまで放置するよりも、落としやすい季節に掃除したほうが後々良いかもしれません。

換気扇の油汚れの掃除は難易度が高い

キッチン周りの掃除というのは本格的にやる場合には専門のハウスクリーニングの業者に依頼するレベルの掃除ですが、自分で頑張ってやれないわけではありません。

しかし換気扇の掃除に関していえば難易度は高いと言えるでしょう。

換気扇の形状も最近は色々ありますので、昔ながらのプロペラファンタイプだけではなく、ダクト排気タイプのシロッコファンなどもあります。

このシロッコファンタイプの換気扇ですが、特に油汚れが強くついてしまっていると素人が掃除をするのはプロペラファンタイプのものよりも大変なので、できれば専門業者にクリーニングを依頼したほうがよいかもしれません。

換気扇の掃除の仕方が決して一つではありませんが、重曹やセスキ炭酸ソーダ水、さらにはお酢を使った油汚れの除去方法などが人気です。

ただし高い所から換気扇を取り外すところから自分でやらなければいけないので、一つ一つの作業は十分な注意を払っておこないましょう。

換気扇の寿命は10年~15年ほど

そもそも換気扇というのはどれくらいの期間使い続けられるものなのでしょうか?

メーカーが定める標準的な換気扇の試用期間というものは10年~15年ほどと言われています。

10年を過ぎると換気扇の寿命が近づいてきていると考えてもいいので、長く使っている換気扇の油汚れがひどくなってきた場合は、掃除をするというよりも交換を考える方も多いようです。

というのも寿命が近づいてくると故障と思われるような症状が出始め、修理しようとすると数万円ほどの修理費がかかってくるので、交換したほうが良いという結論になるようです。

換気扇の故障の症状で多いのがスイッチを入れても動かないなどのわかりやすい症状や、換気扇から今までしなかったような異音がしたり、振動が起こったりというものがあります。

湿気の多い環境だと換気扇内部のモーターにサビが出たりなどの問題が発生します。

素人が分解して修理しようとするのは危険なので、修理にせよ交換にせよプロの業者に任せたほうが良いでしょう。