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自己資金の目安
自己資金が多ければ借入額を少なくできますし、少なければ借入額が多くなり、家計の負担が増えます。
国土交通省「令和5年度住宅市場動向調査」を見ると、一次取得者の購入資金は、
・注文住宅(土地購入資金も含む)が5527万円(自己資金1080万円+借入金4447万円)
・分譲戸建住宅が4183万円(自己資金1023万円+借入金3160万円)
・分譲集合住宅が4527万円(自己資金1857万円+借入金2670万円)
・中古戸建住宅が2871万円(自己資金1164万円)+借入金1707万円)
・中古集合住宅が2648万円(自己資金1132万円+借入金1516円)
となっています。
このデータから、自己資金の目安は1000万円程度が多いようです。自己資本比率で見ると住宅の種類により、購入資金の20~40%となっています。
諸費用も確認しよう
住宅を購入するときには、住宅の購入価格のほかに各種の諸費用を支払います。諸費用ローンもありますが、通常は現金で支払います。具体的には、契約時の印紙税や登録免許税、司法書士報酬などの登記費用、住宅ローン借入費用(印紙税などの税金や融資事務手数料、保険料など)が挙げられます。
これらの諸費用が総額いくらかかるのかの目安は、新築マンションの場合で物件価格の2~5%前後、建売住宅や中古住宅は同じく5~8%前後、注文住宅は土地・建物の総額の10~12%程度とされています。
このほか、引っ越し代や家電・家具購入費なども必要になります。