貯湯式とは、あらかじめお湯を作り、内蔵されたタンクにためておく方式のことです。瞬間式よりも低価格で購入できる商品が多く、初期費用をおさえられます。瞬間の消費電力量が多くないため、ブレーカーの容量に余裕がない場合に向いているでしょう。
一方で、ためた温水を使用するため、連続使用には適していません。また、常に温めているため、年間を通してのコストが、瞬間式よりも高くなりやすい点がデメリットです。
トイレの電気代を節約する方法
ひとつ目は、トイレのふたをこまめに閉める方法です。ふたを閉じることで、トイレ(便座)の温度が保たれやすく、省エネ効果が期待できます。また、便座の設定温度をできるだけ低くするのもひとつの方法です。どちらも、便座をふたたび設定温度まで温めるための電気代を節約できます。
また、長時間出掛ける際に電源を切る方法も、待機電力の節約につながります。トイレのコンセントを常に抜いた状態にすると、いざ温水洗浄の機能などを使いたいときにすぐ可動せず不便です。出掛けないときはコンセントを入れておいた方が、生活にも支障が出ません。
なお、トイレを買い替える場合は、省エネ性能に優れた製品を購入すると節電になるでしょう。
節約効果は期待できるが、生活に支障が出ない程度にすることがおすすめ
温水洗浄便座のトイレは、年間で約3000~5000円の電気を消費する場合があります。そのため、コンセントを抜くと節約になるでしょう。しかしコンセントを抜くことで、温水洗浄などの機能もすべて使えなくなるため不便です。コンセントを抜くのは、長時間出掛けるなど、明らかに使わないときだけにする方がおすすめです。
また、温水洗浄便座には瞬間式と貯湯式があります。ただし、瞬間式の場合は、ブレーカーが落ちる可能性がある点がデメリットです。貯湯式は、ランニングコストの高さがデメリットになります。ご家族の方は、こうしたデメリットも考えたうえで、コンセントを抜いているのかもしれません。一度、理由を確認してみましょう。