12月21日(土)12:00~13:00の小ホールでは、社会的かつ現在性を有した問題について、現実と虚構の間を行き来する演出を用いてアプローチを行う創作ソロユニット「ほしぷろ」による『どんぐりと山猫 富岡ver』を上演。こちらは投げ銭となっている。

同作は、宮沢賢治の作品の富岡バージョン。山猫からおかしなはがきが一郎のもとに届き、内容は明日の裁判の招待だった。翌朝一郎は山に向かい、黄金色に輝くどんぐり達の裁判に参加する、というストーリーだ。

12月21日(土)15:00~16:00のエントランスホールでは、5人組の舞台芸術ユニット「旅するたたき場」による『本を借りる』を上演。観客との雑談を交えながら、民話や史料などのテキストを起点にコラージュ的な寓話世界を立ち上げる。こちらも投げ銭となっている。

12月22日(日)13:30~15:30には、大ホールにて、応募者による朗読劇『馬留徳三郎の1日~浜通り編~』を公演。当日チケットは2,000円、高校生以下は1,500円だ。

同作は、「第7回近松門左衛門賞」を受賞した作品。全員が認知症というストーリーとなっている。数奇な運命を持った戯曲で、元々は長野県松本市の方言で書かれた。今回は「浜通り編」となる。

12月21日(土)11:00~12:00と12月22日(日)11:30~12:30には、第一・第二会議室にて、高校生による紙芝居パフォーマンスや探求発表がある。こちらは無料で観覧できる。

そして、12月22日(日)16:00~17:00には、大ホールにて、観覧無料のフィナーレを開催する。

富岡演劇祭アナザーワン~美味しい富岡、楽しい富岡~

会場となる富岡町文化交流センター学びの森の会議室が休憩コーナーになる。

そこでは高校生カフェ、駄菓子屋さんが出店するほか、クラフト品など、さまざまなものを販売。飲食でも利用可能なほか、DVD上映も実施する。