日東興業の新規事業部門「SCENIIUS(シーニアス)」は、12月14日(土)、「THE CULTURAL COFFEEHOUSE」というあり方を追求するカフェブランド「Et(エト)」をローンチし、東京・下北沢に第一号店を開業した。

現代のコーヒーハウスのあり方を追求


Brand Directorの木村隼人氏は、カルチャー、センス、コミュニティを繋ぎ、世界に新たな価値を紡ぎ出すための居場所を創造する集団として「SCENIIUS」を発足し、今回「Et」の第一号店をオープンした。


「Et」はラテン語で「〜と(=&)」という意味を持つ単語。「Et -THE CULTURAL COFFEEHOUSE-」は、文化、感性、居場所との3つに注目して新時代のカフェの存在意義を考え続けるブランドだ。カフェというカテゴリーを越えた「Cultural Coffeehouse」という概念を重視しながら、これからのニュースタンダードを形成していくことを目指している。

古くからカフェは、芸術家や文学者、哲学者、政治家などが集い、コーヒーハウスと呼ばれ、文化を醸成する社交場として機能していた。同店では、カフェは単に「コーヒーが飲める場所」ではなく、文化的な側面を内包するものであるべきだと考えており、より本質的な価値をつなぎ合わせ、今の時代に合うカフェのあり方を追求するブランドと位置付けている。

自然素材を取り入れた「ブルームラテ」

「Et」は、自然由来の素材にフォーカスしながら、それらをつなぎ合わせることで生まれる、幅広いメニューを提供していく。


蒸留技術を取り入れ、これまでのフレーバーラテとは一線を画す自然な甘みと素材の香りを楽しめる「ブルームラテ」700円は、富士吉田のハーブ農園「HERBSTAND」の完全無農薬クロモジを蒸留し、バニラやジュニパーベリーで作ったシロップと合わせ、ミルクに加えてスチーム。コーヒーに“蒸留”という技術を掛け合わせ、カフェ文化をアップデートしていくことを目指す。また、季節限定メニューとして、金木犀の蒸留水を使った「ブルームシーズナルラテ」700円も提供する。