奇岩と紅葉の絶景が広がる「妙義山」や、迫力ある滝と色づいた木々のコントラストが美しい「袋田の滝」、紅葉の見どころが点在する「秋川渓谷」など、ドライブで訪れるのにおすすめの関東の紅葉スポットをご紹介します。

1. 妙義山(群馬)

妙義山(みょうぎさん)は、ギザギザと尖った奇岩が乱立する標高1,104mの山で、群馬を代表する上毛三山(妙義山・榛名山・赤城山)の一つです。

妙義山周辺は、例年紅葉が美しいことでも知られています。山肌に奇岩がみられる絶景スポットとなっており、群馬のご当地かるた「上毛かるた」で「紅葉に映える妙義山」と読まれるほど、紅葉時期には特別な光景を楽しめます。

妙義山には、登山道や妙義神社、中之嶽神社などの名所もたくさんあるので、紅葉とともにドライブしながら観光するのもおすすめ。近くのパノラマパークにある日帰り温泉もみじの湯では、露天風呂から紅葉の景色を楽しむことができますよ。

2. 養老渓谷(千葉)

千葉の大多喜町から市原市にかけて流れる養老川沿いの渓谷で、関東随一の紅葉スポットとして大人気です。約7kmの渓谷沿いに紅葉の見どころが点在しているので、ドライブしながら絶景を楽しむのにおすすめ。

シンボルである「粟又の滝」は落差約30m、全長100mほどの名瀑。粟又の滝から養老川に沿って2kmほどは「 粟又の滝自然遊歩道 」が整備されており、川のせせらぎと紅葉を楽しみながら散策ができます。

3. いろは坂(栃木)

日光市街と奥日光を結ぶ観光道路で、言わずと知れた、日本を代表する紅葉ドライブの名所です。全長は約16km、標高差は約500m。上り専用の第二いろは坂と下り専用の第一いろは坂があり、ふたつの坂のカーブを合計すると、なんと48ヶ所もあります。「いろは48音」に由来して命名されたと言われており、カーブごとに「い」「ろ」「は」の文字盤が表示されています。

いろは坂周辺でよく見られる紅葉は、カエデやツツジ、ナナカマド、カツラなど。紅葉は9月下旬から色づきはじめ、標高差で2ヶ月かけてふもとまで下りてくるため、長く楽しめます。また、第二いろは坂の終点付近の明智平からは、ロープウェーも利用可能。そこからアクセスする「明智平展望台」からは、さらなる圧巻の景色が広がりますよ。

紅葉の季節は大渋滞が起こるほど多くの観光客が訪れるので、時間に余裕をもって訪れましょう。