◆お行儀よくじっとしている少年たち
1955年以来、定期的に来日をしているウィーン少年合唱団。日本で一大ブームを巻き起こし、60~70年代の少女雑誌にもたびたび取り上げられました。もしかしたら今でいうK-POPアイドルのような存在だったのかもしれません。チケットを買えば会いに行ける天使です。
2017年にはオーストリアのユネスコ無形文化遺産にも登録。世界の少年少女合唱団の中でもトップの人気とブランド力です。ふだんはウィーン北部の宮殿で全寮制の共同生活をしながら、ストイックに歌と勉強に励んでいます。
今回来日公演をするのは約24名の「ハイドン組」で、日本人が3名、ウクライナ出身の団員も1名いて、国際色豊かです。
今回一緒に来日した芸術監督は「私も少年の時、団員でしたが、日本公演は憧れの的でした、今年も少年たちは来日できることを喜んでいます」と話していました。
おとなしく座っている少年たちは、一見テンションが低めですが、内心は日本に来ることを楽しみにしてくれたのでしょうか。座っているときは、基本的に手を前で重ねる、という決まりごとがあるのか、皆さんお行儀よくじっとしています。ハイドン組の特徴は、エネルギッシュで個性が強い、とのことです。
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