サブスクの場合、基本的には契約満了時に返却しなければなりません。
また、走行距離制限もあるため、愛車をメンテナンスしつつ長く乗り続けたいと考える場合には、サブスクよりも購入のほうが目的に合っているといえます。
また、車のサブスクを利用する場合、カスタマイズはできません。サブスクの車を改造すると、原状回復のために追加費用がかかる可能性があるため注意が必要です。
■車のサブスクが向いている方
車のサブスクは以下のような場合におすすめです。
・まとまった初期費用を用意するのが難しい
・ライフステージに合わせて車を乗り換えたい
・メンテナンスによる不定期の大きな出費を抑えたい
初期費用を抑えられることや維持費を低額に抑えられることは、車のサブスクの大きなメリットです。
毎月の出費が定額のため車検やメンテナンスなどによる不規則な出費がなく、先の見通しがたちます。
また、車のサブスクはいずれ返却するため、ライフスタイルに合わせた乗り換えが容易にできます。
たとえば「子供が小さいうちは家族みんなで乗れる車」「子供が独立したら夫婦で乗れるコンパクトカー」といった乗り換えが可能です。
ただし、契約期間中の解約は原則不可能です。乗り換えのタイミングには注意しましょう。
車を買った場合とサブスクを利用した場合の比較
では、実際に購入とサブスクの利用ではどのくらいの金額差があるのでしょうか。
今回は、トヨタのサブスク「KINTO」のシミュレーションを参考に、購入した場合とサブスクを利用した場合を比較しました。
【比較の条件】
車種:トヨタ「ルーミー」
・サブスク:KINTO
・年齢(諸経費や保険料が変動するため):35歳以上
・利用年数:5年
車種や契約年数によって結果が異なるため、あくまでも一例ですが必要な費用をイメージできるかと思います。
今回のシミュレーションでは、支払い総額の差が以下のようになりました。