◆腸を荒らす朝食④ ふんわりしたパン

パンはパンでも、ふんわりしたパン(一般的な食パンやロールパン)です。その理由は、他の食材と比べて腹持ちが圧倒的に悪いから! また小麦のパンにはグルテンが入っているため、それが腸内環境を荒らす可能性もあります(これは絶対ではなく、人によって異なります)。

食パンに拒絶反応を示す人
グルテンについては、また別の記事で解説しますね。話を戻すと、ふんわりしたパンは、満腹感が得られにくいのです。

実は、それぞれの食品の満腹度の得やすさを調べた研究があります(※2)。その結果、ふんわりしたパンは、かなり低い結果に……。その他には、じゃがいもやお肉、魚などもありますが、一部を抜粋すると次のような順番で満腹感が得られます。

1位 じゃがいも

2位 お魚

3位 オートミール

4位 白米

10位 ふんわりしたパン

一方、全粒粉で作られたパンは、腹持ちが良いみたいです。ですので、対策としては、全粒粉のパンを選ぶこと。または、おから蒸しパンを作ることもおすすめ! 簡単でおいしいので、筆者もよく作って食べています。

◆腸を荒らす朝食⑤ 何も食べない

朝食を食べない場合は、「時間が5分もない……」「朝は胃腸を休める時間だから……」「朝食べると日中に眠くなるから……」など、さまざまな理由があると思います。でも、もしそれで体やお腹の調子が絶好調ではないなら、朝は食べた方が良いかもしれません……!

理由は2つあります。

1.便通が安定しやすい

2.血糖値も安定しやすい(※3)

朝食を食べる女性
寝起きかつ、朝食後は「1日の中で腸がもっとも動きやすい」時間帯です。そのため、朝食を食べることで、便通のリズムを整えられます。

また、先ほども少しお伝えしましたが、朝食を抜くと昼食までの空腹時間が長くなりますよね。その結果、昼食後に血糖値が爆上がりする可能性が高くなります。昼食後に血糖値が急上昇すると、午後の眠気や体のだるさの原因に。