◆腸を荒らす朝食② 野菜・フルーツジュースだけ
こちらも、おにぎりと同様に飲むこと自体が悪いわけではありません。むしろ、野菜やフルーツはビタミンやミネラルが豊富なので、おすすめの食材です。
しかし、朝食を野菜ジュースやフルーツジュースだけで済ませてしまうと、腸活的には少し問題です。対策法としては、ジュースではなく「スムージー」にすること。実は、ジュースとスムージーは、作る材料が同じでも効果が全く異なるのです! それぞれを比べてみましょう。
●ジュースの特徴
・腸内細菌を育てるエサ(食物繊維)が少ない
・血糖値が急上昇しやすい
●スムージーの特徴
・腸内細菌のエサ(食物繊維)をしっかり摂取できる
・血糖値が上がりにくい
ジュースは、基本的に野菜やフルーツの繊維を取り除いて作りますよね。その分、喉ごしなどが良くなるのですが、腸内細菌のエサは少なくなってしまいます……。できれば、朝食は野菜とフルーツたっぷりのスムージーにして、よく噛んで飲むようにしましょう。
◆腸を荒らす朝食③ プロテインだけ
朝にタンパク質を摂取することは、すごく大切です。しかし、朝食では「血糖値を適度に上げること」も大事なポイント。
先述の通り、血糖値が急上昇することはなるべく防ぎたいですが、ゆるやかに上昇するのは良いことです。というのも、朝に血糖値が上がらないと、昼食を食べた際に急上昇しやすくなってしまいます。また、血糖値がゆるやかに上昇することで、満腹感をしっかり得ることができるのです。
簡単にまとめると、朝食をプロテインだけで済ませた場合、「昼食後に血糖値が急上昇する確率が上がる」「満腹感が得られず、昼食や夕食を食べ過ぎる可能性が上がる」などの影響があります。
より良くするには、「干し芋」や「フルーツ」を付け足すことです。朝食がプロテインだけになる理由は、恐らく時間がないから...だと思います。(筆者は実際にそうです。笑)干し芋やフルーツなら、手軽に食べられるのでおすすめですよ。