――marieさんもそのようなマインドで4年前から大きく変わったのでしょうか。

marie「私自身も4年前は、『〇〇でなくてはいけない』という感情にとらわれていました。似合う服を着ないといけない、と思う中で着たい服がなくなってしまったんです。そこから、『似合う服を着ないといけない』などの思い込みを一つずつ捨てて、今のスタイルができあがりました。

もしおしゃれになりたいと思ったら、自分はどんなおしゃれがしたいのか? というマインドの部分から見つめ直してほしいなと思います」

「おしゃれのセンスがないからおしゃれになれない」のではなく、無意識の思い込みによって、そもそも服の選択肢が制限されていることに気づきました。「お母さんらしくなければいけない」「年相応でなければいけない」「浮いてはいけない」「着回しができなければいけない」など、こんなに多くの「○○でなくてはいけない」があると、服選びが難しくなって当然です。さらに年齢を重ね、ライフステージが変わるたびに思い込みは増えて、着られる服がますます少なくなってしまいます。

おしゃれになれない原因はセンスではなく思い込みにある! こう思えただけで、かなり心が軽くなる気がしませんか。

【marie】

ファッションマインドコンサルタント。「いくつになっても、自分の好きな服でいる!」をテーマに、無難な服を卒業して自分らしいファッションを楽しむ方法を伝える。

Instagram:@marie.138_

<取材・文/瀧戸詠未 写真提供/marie>

【瀧戸詠未】

大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーランスライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。X:@YlujuzJvzsLUwkB