marie「特に多いのが、おしゃれの思い込みに関する相談です。『年相応でなければならないけど、おしゃれになりたい……。どうすればいいですか?』というように『〇〇でなくてはいけないけど』から始まる相談が多いです。

他には『似合う服を着なくてはいけない』『周りに馴染む服でなければならない』『服の系統を統一しなければならない』『着回しできる服じゃなきゃいけない』などですね。地方に住んでいる方の場合、『田舎のスーパーに着て行っても、浮かない服でなければいけない』というのも多いです。皆さん、おしゃれになりたい気持ちはあっても、『〇〇でなくてはいけない』という思い込みを持っている方が多い印象です」

画像:marieさんInstagramより
画像:marieさんInstagramより(以下同じ)
――どれも、思わず「わかる!」とうなずきたくなります。あるあるですよね。

marie「そうなんです。中でも『お母さんらしい服じゃなきゃいけない』という思い込みは目立ちますね。例えば、すっぴんで自分の服装をあまり気にせず、家族を第一に考えるのが『いいお母さん』というイメージを持たれている方が多いんです。だからこそ、特にお子さんがいる方は、『しっかりおしゃれをするとダメなお母さんだと思われちゃうかも……』と悩まれることも。

また、ママ友の集まりでも『周囲から浮かない服装をしなきゃいけない』という縛りを感じている方も少なくありません。でも、こうした『〇〇でなくてはいけない』という思い込みが増えるほど、おしゃれを楽しむことが難しくなってしまいます」

◆周りから浮いた格好をした場合、起こりうる最悪な状況って何?

――ファッションマインドコンサルとしては、どのようにアドバイスをされるのでしょうか?

画像:marieさんInstagramより
marie「職場などで服装に決まりがある場合は別ですが、例えばママ友の集まりに着ていく服に明確なルールなんてありませんし、年相応の服を着なければいけないという決まりもありません。ほとんどの場合、そうしたルールはやはり思い込みなんです。