公的年金の受給額が将来的に減額された場合に備えて、減額分を補うトンチン年金は選択肢のひとつです。
しかし、現在のトンチン年金は平均余命以上に長生きしないと元が取れないので、公的年金だけでは老後資金が十分でなければ、iDeCo(個人型確定拠出年金)や新NISA(少額投資非課税制度)で老後資金を確保することをお勧めします。
また、働けるうちはしっかり働き、繰り下げ受給をして公的年金を増や方法も検討しましょう。
出典
厚生労働省 令和5年簡易生命表の概況
厚生労働省 第4回社会保障審議会年金部会年金財政における経済前提に関する専門委員会 資料4
内閣府 令和5年版社会高齢白書(全体版) 第1章 高齢化の状況(第2節 2)
執筆者:新美昌也
ファイナンシャル・プランナー。
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