「どんがら汁」は、極寒の日本海の荒波にもまれ脂ののった寒鱈を、頭から尻尾まで余すことなく使った、寒い冬を乗り越えるための栄養満点の郷土料理。
寒鱈の身を骨ごとぶつ切りにして内臓と一緒に鍋で煮込むので、地元の庄内ではアラまで楽しめる料理「どんがら汁」として親しまれている。“どんがら”とは、アラを指す言葉だ。
全国的には醤油で味付けられることが多い鱈鍋だが、「どんがら汁」は味噌を使う。濃厚な肝や白子、アラから出る鱈の旨味が凝縮されたコク深いスープが、体の芯まで温めてくれる。
また、庄内観光物産館が所在する山形県鶴岡市は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「『創造都市ネットワーク』食文化(ガストロノミー)部門」に、日本で初めて認定された食文化創造都市だ。
「どんがら汁」は、四季折々の自然の恵みを大切に味わう文化が受け継がれてきたこの地域で、長年愛されてきたソウルフード。極寒の時期に漁師が命がけで獲る寒鱈を、身から内臓まで「余すことなく食べる」ので食品ロスの少ない料理でもある。
「どんがら汁セット」が期間限定でネット販売
また、気軽に旬のどんがら汁を楽しめるように、ネット注文を受け付けている。期間限定で庄内観光物産館ECサイトにて「どんがら汁セット」を販売中だ。
庄内の冬を代表するソウルフードが気になる人は、イベントの事前予約またはどんがら汁をネット注文しよう。
■やまがた寒鱈まつり概要
開催日程:2025年1月11日(土)・12日(日)
開催時間:11:00~15:00
開催場所:ぐっと山形(山形県観光物産会館)
住所:山形県山形市表蔵王68
公式ページ:https://www.shoko-corpo.jp/bussan/nabematsuri/yamagata.html?utm_source=prtimes&utm_medium=cpm&utm_campaign=event20241216_pr