神社婚の日取りを決めるコツ
神社婚を挙げる神社が決まれば、続いて神社婚を挙げる日取りを決めていく必要があります。ここでは、日取りを決めるためのコツをお伝えします。
六曜(大安・仏滅)と日取りの決め方
挙式のスタイルに関係なく、結婚式に人気のシーズンと言えば、春と秋。この時期は気候も良く天気も安定しているので、神社婚を検討するカップルにも非常に人気です。また日取りに関しては、吉日とされる大安が最も人気。予約が集中する時期でもありますので、早めの予約をおすすめします。
世間的に仏滅は敬遠されがちですが、不人気な分、費用面が安くなることもあります。おふたり、そしてご家族ともにあまり六曜を気にしないのであれば、思い切って仏滅に神社婚を叶えるというのもアリです。
季節ごとのおすすめポイントと注意事項
春(3~5月):桜が満開に咲く春の季節は写真映え抜群。桜景色に白無垢がよく映えるので人気のシーズンでもあります。また5月になると青々とした新緑が楽しめますので、これはこれで風情があって素敵なんですよ。ただし、この時期は花粉に悩む季節でもありますので、花粉症持ちさんは対策が必須です◎
夏(6~8月):外で行われるプログラムもある神社婚。そういった意味では、夏は晴天率が高い点が非常に魅力です。しかし、ここ数年は夏場の暑さが尋常ではないので、和装で外に出ると体調を崩してしまうリスクがあります。もし夏に神社婚を叶えるのであれば、暑さを考慮して早朝や夕方の挙式がおすすめです。
秋(9月~11月):春に続き神社婚に人気の季節である秋。この時期はタイミングによっては美しい紅葉をバックにロマンティックな挙式が叶います。ただし、ウェディング業界全体的に秋はものすごく人気で争奪戦に。特に人気の神社かつお日柄も良い日となると1年以上前からの予約が必須になることもあります。
冬(12月~2月):お住まいのエリアによっては美しい雪景色を背に神社婚が叶えられる冬の季節。挙式の最中にふんわりと雪が降ってくるだなんて、想像しただけでもロマンティックですよね。一方でこの時期の結婚式は防寒対策が必須。またゲストの移動にも配慮が必要になります。
神社婚の準備と当日の服装
最後に神社婚の準備と当日の服装についてご紹介します。事前にしっかりと準備をすることで、自信を持って当日を迎えられるはずです。
衣裳選びのポイントとマナー
神社婚では、新郎新婦のおふたりは和装で神前式に臨みます。特に花嫁さまはいくつか選べる衣裳がありますので、以下を参考に自分の好みにあった衣裳を準備しておきましょう。
白無垢(新婦):
和装の中で最も格式高く、花嫁さまのみが着ることを許されている衣裳です。基本的には挙式のみで着用できる特別な衣裳との位置づけ。綿帽子を合わすことで、日本古来から大切にされてきた花嫁姿が完成します。
色打掛(新婦):
白無垢に次いで格式高い色打掛。一般的には挙式では白無垢を着用し、披露宴やお色直しで色打掛を着用します。しかし、色打掛も白無垢と同様に婚礼礼服とされているため、挙式で着用することもできます。
黒引き振袖(新婦):
黒引き振袖も婚礼衣裳として着用可能です。かつては挙式で着用できるのは黒のみでしたが、最近だと黒以外の色を選ぶ方も増えています。しかし、白無垢や色打掛と比較するとややカジュアルな印象になるので、ゲストの中にマナーを強く重んじる方がいる場合は、一度ご家族に相談することをおすすめします。
中振袖(新婦):
成人式で着用する振袖である中振袖。なかには「思い出だから」と神前式で着用する方もおられます。しかし、他の衣裳と比較したときに重厚感がないため、ゲストと間違われる可能性があります。特に強いこだわりがない場合は、挙式ではなく披露宴で着用するのもおすすめです。
紋付羽織袴(新郎):
新郎については花嫁さまの衣裳に合わせて、紋付羽織袴を着用するのが一般的。なかでも背中と両袖の後ろ、両胸元の5か所に家紋が入り、羽二重で織られた黒の羽織が最も格式高いと言われています。しかし、最近ではファッション性を重視し、白やグレー、ブルーなどの色紋付を選ぶ方も増えています。
事前準備で注意すること
- ●新郎新婦やゲストの控室の手配
●お披露目パーティーの準備
●挙式内容の確認・リハーサル
一般的な結婚式場やホテルとは異なり、神社婚では新郎新婦やゲストの控室の用意がないこともあります。このような場合、近くで待機できるようなホテルや着付け&ヘアメイクができるような美容院を手配しておく必要があります。
また神社の規模によっては、挙式後のお披露目パーティーは別会場の用意が必要なこともあります。多くのゲストを呼んでのお披露目パーティーを検討しているカップルはこちらも同時進行で準備をする必要があります。
まとめ
本日は神社婚の準備に関する情報についてまるっとご紹介しました。今は結婚式場やホテルと神社がタッグを組んで、神社婚を挙げたあとに提携先の結婚式場やホテルでお披露目パーティーなどができるプランも増えています。
お披露目パーティーまで考えているカップルはこれらプランを活用するとスムーズに結婚式の準備が進みます。この記事が神社婚を検討するカップルのお役に立ちましたら幸いです。