しかし、今年2月のギリシャ最後の国王コンスタンティノス2世の追悼式には、がん治療で公務を休むチャールズ国王や急きょ欠席したウィリアム皇太子のピンチヒッターといわんばかりに参加。ネット上では「存在自体が不快だから、どんなに王族が足りなくなっても彼には姿を見せないでほしい」という声が上がっていた。

 世界中の情勢がピリピリし、各国の安全保障環境が悪化する中での「アンドリュー王子が中国共産党のスパイと仲良くしていた」報道は英国民を不安な気持ちにさせている。「王室のどの行事にも顔を出して欲しくない」「見たくもない」という声が噴出している。

 なお、MI5からこの件の報告を受けたチャールズ国王は激怒したと伝えられており、英BBCは、今年のクリスマスミサに王子を欠席させることに決まったと報道。王子と一緒にロイヤルロッジに住む元妻のヨーク公爵夫人セーラも欠席させることになったとも伝えられている。

 今回のことで庶民の中の「“スペア”にはろくな人がいない」説はさらに強まったようで、「ヘンリー王子が王室を離脱したことは、結果的には本当によかった」という意見も多く出ている。