グッドネーバーズ・ジャパンは、「子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会」を目指して、国内ではひとり親家庭のためのフードバンク「グッドごはん」を運営している。

今回、「グッドごはん」を利用するひとり親家庭の子どもたちを支援できるふるさと納税の受付を開始した。


グッドネーバーズ・ジャパンでは、3つの形でふるさと納税を通した寄付を受け付けている。寄付は「グッドごはん」の活動継続、さらに活動地域や規模の拡大、食品配付内容の質向上などに大切に活用される。

G-Callふるさと納税

1つ目は「返礼品のお米をひとり親家庭に届ける G-Callふるさと納税」。G-Callふるさと納税のWEBサイトを運営するジーエーピーが、「食べきれないほどの返礼品を受け取る人がいる一方で、経済的に苦しんでいる人がいる。返礼品で食料品を受け取るのであれば、食料を必要としているところに渡したい。」という利用者の声がきっかけに、子ども支援企画を立ち上げた。

主食の米すら十分に買うことができず、切り詰めていたという家庭が「グッドごはん」利用者の中には少なくない。G-Callふるさと納税では、返礼品である米がひとり親家庭に届けられる。自治体は新潟県南魚沼市、山形県三川町、福井県越前町、熊本県高森町(2024年12月現在)で、寄付の募集期間は常時。

東京都渋谷区のふるさと納税型クラウドファンディング

2つ目は、東京都渋谷区による「困窮し孤立するひとり親家庭を支える ふるさと納税型クラウドファンディング」。返礼品は、有無・品選択可(クッキー、クラフトビール、宿泊券など)。募集期間は10月~12月。

「グッドごはん」利用者のうち、小学生~高校生の子どもをもつ保護者を対象に実施したアンケート調査では、ひとり親家庭になって以降、子どもに体験活動をさせる頻度が「かなり減った」と回答した人が55.9%、「やや減った」が20.8%にのぼった。