栃木県を地盤に108ホールのゴルフ場を所有・経営する鹿沼グループは、2025年1月より同社の予約システムに新たなポイント制度を開始する。
DXを積極的に推進する鹿沼グループ
鹿沼グループでは、 2021年よりDXを積極的に推進している。同グループのゴルフマーケティングにおける4つのDX戦略を紹介しよう。
1つ目は、WEB予約。2025年1月の予約からは、予約代表者1名に100ポイントを付与する。ポイントは次回、WEBサイトから予約する際に利用できる。
2つ目は、セルフチェックイン。LINEとの連携により、自身のQRコードをかざすだけで簡単にチェックインができる。
3つ目は、LINE登録。LINE友達登録することにより、「WEB予約」「モバイルチェックイン」「お得情報配信」を利用することができる。2022年には、登録者数1万人超、2023年にも2万人超のキャンペーンを実施した。
4つ目は、デジタルマーケティングプロジェクトのスタート。デジタルマーケティングプロジェクトを立ち上げ、戦略的なSNS配信、ターゲットを明確にしたLINE配信を実施している。分析についてはデータを可視化するためのダッシュボードを作成中。全てのデジタル情報を共有できる仕組みを確立。新たな取り組みとしてはMEOを使ってGoogleマップの最適化やホームページへの導線作り、Googleアナリティクスを使用した流入経路やPV数の分析も実施しているという。
鹿沼グループのWEBの会員は26,000人を突破し、予約での利用率は30%、セルフチェックイン利用率も30%、セルフチェックアウトの利用率は90%超え。LINE登録者は、開始3年で26,000人を有しているという。
新たなポイント制度の取り組みは、鹿沼グループのビジョン “また来たい思ってもらえるゴルフ場を創り出す”実現の取り組みの一環として実施。ゴルファーのさらなる利便性とお得なサービスを提供する。これからもよりゴルフを身近に感じてもらえるよう、鹿沼グループから情報発信を行うプラットフォームとして活用していくことを目指しているという。