◆清潔感ときちんと見え“お仕事向きパーカー”の特徴は
――同じパーカーというアイテムでも、デザインや素材で「清潔感」や「きちんと感」は変わってくるでしょうか?
角:デザインや素材はたしかに多少関係はあります。この定義自体はそもそも細かく設定されているわけではないので難しいところです。「強いて言うなら」の話にはなりますが……
ロゴデザインのもの、生地がしっかりしていないもの、マットな質感のコットン素材のパーカーはカジュアル度が高い印象を与えますね。アパレル企業など、服装の自由度が特に高い職種以外では避けた方が無難かもしれません。それよりは、スムース生地でツヤ、光沢感のあるもので、単色無地もののほうが“会社向きなパーカー”ではあります。
これらはあくまで「きちんと感を出したいなら」のお話で、これを着ないとNGというわけではありません。
◆パーカーで「だらしなく見える人」の特徴
――せっかくなので、パーカーの着こなしについてもお話を聞かせてください。同年代でも、パーカーが似合って素敵な人もいれば、逆に老けて見えたり、だらしなく見えたりする人もいます。パーカーで残念に見えてしまう人の特徴は?
角:まず、パーカーでだらしなく見える人の特徴は「清潔感がないこと」です。具体的には、フードがつぶれている、洗濯ジワがついている、フードの紐がほつれている、裾リブのストレッチが伸び切っている、食べカス・ゴミ・シミがついているなど、不潔要素があるパーカーを着ていれば、コーデに関係なくだらしなく見えてしまいます。
――長年着ていると自分では気づきにくいかもしれません。時々チェックした方がいいですね。
◆パーカーを着ると老けて見えるなら、“色”を変えてみて
角:あとは、“パーカーでちょっと古く見えてる人”の特徴なのですが、「むかし流行っていて、今は流行っていないデザイン」が要注意です。例えば男性の場合、スタッズやドクロ、ラインストーンなどのちょっとイカついデザインですね。「ちょい悪な俺」というブランディングが、若作りに見られることはあるかと思います。