幼児教育の専門家としての知見を活かし、子育ての知恵を学び合うコーナーなど、保護者と子育てをテーマに交流・質疑する座談会も実施する。

幼児教育専門家の日吉佳代子氏によるコメント


日吉佳代子氏は、50年に渡り保育者養成教育の現場で教え続け、これまで専門学校・大学にて約8,000人の幼稚園教諭・保育士を育て、保育者養成教育界に貢献。日本の幼児教育の先覚者と言われた「和田實の感化誘導の保育」に関する研究論文などが多数ある。

日吉氏は次の通りコメントしている。

「乳幼児期は、子どもの意欲や自主性を育てるのに一番大切な時期です。遊びは子どもにとって自己表現の場であり、乳幼児期こそ制限がなく面白いと思うことをどんどんやってみることが重要です。アスレパークは、右から左から、登っても渡ってもいい、選択肢が増える環境を意識して作られた遊び空間です。多種多様な難易度を選択しながら遊ぶことができ、スポーツ庁の『幼少期に身につけたい36の基本動作』を身に付けることもできるほか、自由な遊びを通じて、自分を表現し自己実現する力が養われていきます。」

運動指導の専門家の福士唯男氏によるコメント


また、福士唯男氏は日本スポーツマンシップ協会理事、ネクスト・スポーツ理事、VIRDSハンドボールアカデミー代表。東海大学体育学部卒業後、日本ハンドボールリーグ所属で10年間プレーし、引退後、ビーチハンドボール男子日本代表監督として世界選手権に出場した。スポーツマンシップと幼少年期の運動指導の在り方について講演活動を行っている。

福士氏は、「ボールを使った運動は知覚→判断→実行の順番で行われ、予測、結果の修正という高度な能力を高めることが可能。脳の多領域を働かせることも子どもの成長に大切なことです。人間の運動器機能の健全な発達は、生きるための環境適応能力や様々な動きが求められるスポーツの基礎能力を養います。」とコメントしている。