子どもの「外遊び離れ」が進むなか、親子関係に焦点を当てた子育てと環境作りの整備・普及啓発を行う「親子育」は、幼児教育・運動指導の専門家が監修した親子向け室内遊びイベント「アスレパーク」を12月より提供開始する。
直近では、長野県の松本市・塩尻市で実施。長野県は、子育て世代を中心に移住者が増え、2023年度に移住者が過去最多を記録し、他の子どもとの繋がりや自由に遊ぶ機会など新たな子育て環境を探すニーズが増えている。
2025年春には東京都内での開催も予定されている。
子どもの自主性や自信を育む運動遊び事業
近年、全国の公園で「ボール遊び禁止・大声禁止」などのルールが制定される事例が増えている。また、高齢化や核家族化で進む地域コミュニティの交流減少だけでなく、異常気象の増加や騒音トラブルなど、様々な問題を背景に子どもの外遊び離れが都心・地方でも進行している。
このようななか、親子育監修のもと室内使用できる自由度の高い組換式遊具「巧技台(こうぎだい)」を活用し、子どもの自主性や自信を育む新しい体験型の運動遊び事業「アスレパーク」を開始する。
「巧技台」とは、子どもたちが自発的に楽しく体を動かす環境を構築できる組換式遊具。全国の保育施設の50%、25,000園に導入されている。
「アスレパーク」では、現代社会のなかで省略されてしまった遊びを安全な環境で経験できるように、子どもの基礎運動能力・自発性・社会性を身につけることができるボール運動と、創業60年以上の室内遊具メーカーであるオオニシ体育が開発した巧技台を用いた遊具遊びの2つを融合。
子ども同士で自由に遊びながら、乳幼児の運動能力発達に必要とされる「移動能力」「バランス能力」「手の操作能力」の三大要素を備えた新たな運動体験を提供する。
保護者と子育てをテーマにした座談会も実施
同事業は、親子育理事で幼児教育専門家(宇都宮共和大学 子ども生活学部名誉教授)の日吉佳代子氏および児童向けの運動教室・セミナーで実績のある運動指導の専門家・福士唯男氏監修のもと、オオニシ体育の協力で開催。