城壁の上からはアレッポ市内の素晴らしいパノラマビューを楽しむことができます。
城の中には、アレッポの歴史や城の建設に関する展示物のある博物館がありましたが、ここも破壊されました。
大モスク(Jamia Zakariye)
アレッポの大モスクは、ダマスカスのウマイヤド・モスクと同時期の715年に建てられました。
モスクには洗礼者ヨハネの父ザカリアの遺骸が残ると伝えられ、ジャミア・ザカリーエ (Jamia Zakariye) とも称されています。ミナレットは1090年に建てられましたが、2013年4月、シリア侵攻で破壊されました。2024/3現在も修復中です。これらは破壊された石を再利用しています。
アレッポの中心に位置するこのモスクは、イスラム教の歴史と建築の傑作です。
アル・ラーマン・モスク(Al-Rahman Mosque)
こちらはキング・ファイサル通りにあるアル・ラーマン・モスクです。
初期ウマイヤ朝建築と現代アラビア様式の融合し、1994年にオープンした新しいモスクです。巨大なドームと6つの塔を備える珍しい外観が特徴です。
ファイサル通り地区の人口密度に対しモスクが少なすぎることを理由に、この地区にモスクを建設するよう呼びかけ設立されました。確かにこの辺り、教会は多いですがモスクは小さいものばかりで少ない印象です。
イブラハム・ハノ・モスク
緑のドームが目をひく美しいモスクです。
侵攻により破壊され、やっと修復されたところで大地震が起き、再び崩壊した部分もあります。
アレッポの行き方
日本からシリアへの直行便はなく、近隣の中東各国からシリアの首都ダマスカスへフライトがあります。政情不安定のため、度々空港閉鎖されますので、隣国レバノンのベイルートより陸路でダマスカスへ行く方が確実です。ダマスカスからは国内線でアレッポ空港へ行くか、陸路で行きます。