全国に300以上の店舗を展開する、“遊べる本屋”ヴィレッジヴァンガード(以下、ヴィレヴァン)。誰もが一度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。ですが大人になって、久しく行っていない方も多いかもしれません。

昭和から平成のサブカルチャー文化を盛り上げてきたヴィレヴァンですが、令和のヴィレヴァンにも個性的で楽しい店舗がたくさん存在します。全国のヴィレヴァン約300店舗を回り続ける、ヴィレヴァンの熱烈ファン「ヴィレヴァン全店まわるひと【非公式】」(@village_vanvan)さんに、大人に向けた“ヴィレヴァン店内での楽しみ方”を聞いてきました。

ヴィレヴァン全店まわるひと【非公式】さん
ヴィレヴァン全店まわるひと【非公式】さん。ヴィレヴァンで購入したベスパとともに(画像提供:ヴィレヴァン全店まわるひと【非公式】さん/以下同じ)

◆ヴィレヴァンはお店の形態によって、大きく4つに分類

――ヴィレヴァンは路面店や大型ショッピングモール店など、さまざまな形態があるのですが、扱っている商品も違うのでしょうか?

ヴィレヴァン全店まわる人【非公式】(以下、ヴィレ全)「ヴィレヴァンはお店の形態によって、大きく4つに分けることができます。『路面店系』『大型モール店系』『ショップ店系』『ファッションビル系』です。

『路面店系』は通りに面した独立した店舗。『大型モール店系』はイオンのように、家族連れをターゲットにした施設に入っている店舗です。『ショップ店系』は、専門店はたくさん入っているけど、子連れではない方たちをターゲットにした施設の店舗。『ファッションビル系』は、パルコなどのアパレルのお店が多い施設に入った店舗です。ショップ店系は、わりと昔の路面店に近いイメージで、店内が少し薄暗かったり古いものが置いてあったりします。施設ごとにターゲットが異なるので、扱っている商品も異なります」