今回、兵庫県養父市大屋町明延区にある「小林たばこ屋さん」を再生し交流拠点をつくるため、クラウドファンディングサイト・for goodを活用し、支援受付を開始。
「小林たばこ屋さん」は、明延のシンボル的な建物で、当時は、たばこを売るだけでなく宿泊場所としても利用され、地域の人々にとても親しまれていた場所だったという。さらに、たばこ屋さんの立体看板は、左官技術を駆使して作られた珍しいものなのだそう。
「但馬を結んで育つ会」は、かつての機能を残しながら、この建物をいくつかの機能を持った交流施設として改修し、小さなつながりが生まれる拠点にすることを目指し、この場所で人がつながり「未来の記憶」を紡いでいくことで、限界はきっと可能性に変わっていくのではないかと考えている。
人がつながる複合施設を作る
クラウドファンディングを通して、「小林たばこ屋さん」で実現したいのは、いくつかの機能を備えることで、誰かの居場所になったり、つながったりするような複合施設を作ること。ゆくゆくは、ゲストハウスの運営も始めたいと考えているそうだが、まずは、ユニークなグッズを販売する「空想土産屋」、オンライン診療を活用して、遠方の病院まで行けない住民の安心をサポートする「テレビ病院」、日用品やお惣菜を販売し、地域の人たちが集まる場所になる「あけのべ購買部」の3つから取り掛かるという。
キービジュアルのモチーフは龍
プロジェクトのキービジュアルは、「小林たばこ屋さん」の立体看板に描かれた龍をモチーフに、世界を股にかけ活躍するイラストレーター・前田麦氏に制作を依頼。
龍の足元には、明延を象徴する一円電車や鉱山、養父市の花である水芭蕉が描かれており、クラウドファンディングのリターンでは、この龍のイラストを使用したオリジナルグッズも用意されている。
「Fun Fund Fes.」開催!
さらに、実際に明延で何が巻き起こっているのか、そんな声に応えるべく、12月15日(日)に、明延がこれからも明るく在るための祭典として「Fun Fund Fes.」を開催。これは、明延でこれから繰り広げられる未来への挑戦が見える、分かる、そして一緒に挑める、そんなイベントだ。