この“セレクト編集力”により、普段はあまり日本酒を飲まない人でも楽しめるモダンな味わいの低アルコール日本酒「TOKUMASAMUNE Lab. sweet /sour」が誕生した。
醸造のスタイルを変え、異なる甘味と酸味を表現
甘味を楽しみながら、ほどよい酸味も感じられるお酒。“今”の日本酒に求められている味わいは、この甘味と酸味の絶妙なバランスといっても過言ではないという。ユナイテッドアローズから、この甘酸バランスの幅で飲み比べをという提案があり、醸造のスタイルを変えた「sweet」と「sour」で、異なる甘味と酸味を表現した。
生酛造りの「sweet」は、生酛由来の乳酸を感じながら、余韻でもお米の甘味を楽しめる。白麹仕込みの「sour」は、白麴由来のクエン酸を感じ、レモンやグレープフルーツの柑橘系の香りを楽しめる。酛造りのスタイル、酵母や麹菌の種類の違いで、まったく異なる味わいの日本酒になる面白さと日本が誇る醸造の奥深さも、飲み比べて楽しむことができる。
「TOKUMASAMUNE Lab. sweet」「TOKUMASAMUNE Lab. sour」は、各3,300円(税込)。
特製ギフトボックスに2本が入った「2本詰めギフトボックス」6,600円(税込)も、数量限定で用意されている。
杜氏としての経験値を高められた挑戦
萩原酒造の現・専務で杜氏を務める七代目の萩原康久さんは、「甘味と酸味の絶妙なバランスを引き出すには、どのような醸造方法を選択すべきか。茨城県産業技術イノベーションセンターの先生へ何度も相談し、試行錯誤の末に出来上がったのが今回の『TOKUMASAMUNE Lab. sweet /sour』です。白麹で酒母を造ること、高温糖化という技法で酒母を造ることも、私としては初めての挑戦でした。杜氏としての経験値を高めることができたのは、今回のコラボレーションのお陰だと思っています。関係者の皆さまに改めて感謝を申し上げます」とコメントしている。