「朝日酒造」は、2030年で創業200周年を迎えるにあたり、蒸留酒事業に新規参入。12月2日(月)16:00、新商品「KUBOTA GIN」の一般販売を朝日酒造オンラインショップにて開始した。

また、12月19日(木)より、関連会社である朝日商事の新潟県内の物販3店舗でも一般販売をスタートする。

ジン市場への参入背景

「朝日酒造」がジン市場への参入を決めた理由は、市場の成長性に加え、原料や製法の自由度が高く独自性を活かせる点、そして将来的に米を使ったジン作りを通じて地域農業の発展に貢献できる可能性がある点。これにより、地域と共に新たな価値を創造していくという。

商品名に同社の代表銘柄「久保田」を起用し、将来的な海外展開を視野に「KUBOTA GIN」と英字表記を採用。「自然とのつながり」をテーマに、四季や里山の風景をイメージし、「くつろぎ」と「癒し」の時間を提供する商品を目指している。香味のバランスや繊細でまろやかな味わい、洗練されたデザインなど、全方位で高品質を追求したそう。

同社は一般発売に先駆け、8月1日(木)~9月末の期間、クラウドファンディングのCAMPFIREにて、今回の事業に対する支援を募った。同プロジェクトでは、650人から5,813,500円の支援が寄せられ、返礼分の先行出荷が完了したとのことだ。

時間の経過とともにさまざま香りの変化を楽しめる


「KUBOTA GIN」は、ジンらしい清々しさと里山の自然を香りで表現。特定のボタニカルにフォーカスするのではなく、里山の中にいるような複雑な香りやその変化をゆっくりと楽しめるという。

同社は、飲みやすさ、香味のバランス、二杯目がほしくなるキレ、上質感のある見た目など、日本酒「久保田」のもつ品質へのこだわりや高級感を大切に、多くの人に長く親しんでもらえるジン作りを目指している。

「KUBOTA GIN」は、最初にジンらしい「ジュニパーベリー」と「コリアンダーシード」の香りが漂う。その後、新緑の里山の瑞々しさや清涼感ある香りから、土の香りや下草の香りへと、時間の経過とともにさまざま香りの変化を楽しめる逸品だ。