しかし、ボルドールさんは腕に覚えがありました。実は、昔からプラモデルやガレージキットの改造が好きだったのです。

「『メカトロメイト』や『メカトロウィーゴ』というプラモデルを元に仏像に改造することにハマっているので、そのシリーズが自信作です」

 そんな本格派のボルドールさんは子どもたちが寝ている間に製作を進め、トータル約10時間(3日間)で“自作ベラボット”を完成!

 このベラボット、素晴らしいんです。ただ立っているだけでなく、ちゃんと動きます。底に市販のキャスターが取り付けられており、押して走らせることのできる優れモノ!

キャスターが付いています
キャスターが付いています

◆初日は朝から晩まで押して配膳していた

子どもたちとベラボットのスリーショット
子どもたちとベラボットのスリーショット
 我が家に突如出現したベラボットを前に、ベラボットファンの息子さんはさぞかし驚いたでしょうねえ……。

「初めて見せたときは照れて隠れてしまいましたが、すぐに出てきてその後は朝から晩まで押して物を運んだり、おもちゃを配膳したり、家じゅうを走り回っていました。上に6歳の姉がいるのですが、今も2人で楽しそうに遊んでいます」

「低予算で作れて、子どもたちも喜んでくれたので、私も満足しています!」

 ちなみに、“自作ベラボット”の高さは約83cmに設定されました。本物よりサイズは小さいのですが、息子さんと目線が合うようあえて背は低めに調整されています。我が家仕様のベラボットに、子どもたちもさぞかし感激したでしょう!

 ただ、1つだけ不安が……。なにしろ、段ボール製です。喜びのあまり子どもたちがしがみついたりして、せっかくのベラボットが壊れちゃわないでしょうか?

「数日以内に壊れてしまうと想定していたのですが、思いのほか子どもたちも大事にしてくれているみたいです。1か月以上経った今も、多少汚れはしましたが現役で動いています!」

◆その後の息子さんの様子は…