◆湘南を離れて郊外の外側で暮らしたら想像以上に違っていた
要するに、その地域で生活するのに必要で、周囲の風景になじむ服、靴、バッグ、その他が、都会と田舎では違うのです。
そんなことは頭ではわかっていたので、同じことを皆さんにも説明していましたが、実際に自分がそれを体験してみると、郊外の外側の生活に必要なもの、似合うものは想像以上に違っていると気づきました。
現在、湘南を離れて、もう少し西の海と山の近くの海街で生活しています。郊外の、そのまた外側へやってきたら、今まで着ていたのに全く用がなくなってしまったもの、あるいは必要になったもの、両方出てきました。
まずあまり使わなくなったものが革のアウトソールの靴。出かけるときによく履いていた靴のアウトソールが革の靴。この靴で駅までの道を歩くとめちゃくちゃ疲れるのです。
理由はアスファルトの舗装がつぎはぎだらけででこぼこだから。革のアウトソールと、このでこぼこのアスファルトの道の相性がとても悪く、途中で滑りそうになったり、段差で転びそうになったりと、駅までの道のりがちょっとしたハイキングのようになります。
着る機会がぐっと減ったものは、なんといってもお出かけ用の服。私が好きなのはモードの服。特にお出かけ用はモード寄りの服ばかりでした。それが街の雰囲気に全く似合わない。
◆必要になった服と靴と、外出用のライト
逆に必要になったのは、イギリスだったらコッツウォルド、フランスだったらプロバンス、イタリアだったらトスカーナみたいなところで似合う服や靴。ちょっと歩いたら山ですよ、森ですよ、畑ですよ、ビーチですよ、みたいなカントリーサイドに似合う服と靴です。
カーキ色のフィールドジャケットとかカーゴパンツ、トレッキングシューズのような、そんな装いが必要になりました。逆にそれさえあれば、その格好でどこへでも出かけられます。