キイチとユキの活躍によって閻魔帳を手に入れた幻獣。こうして、2人を家族として組織に迎えることになったのでした。
自分を守ってくれたキイチを、ちょっと好きになっちゃった様子の朱雀。「あんたとならやっていける」と、おめめをウルウルさせてキイチを眺めています。
しかし、キイチとユキは潜入捜査官ですので、家族になるわけがありません。父殺しの証拠として幻獣のボス・鳳凰(藤ヶ谷太輔)の唾液が付着した杯を盗み出し、警察にDNA鑑定を依頼。あとは警察に任せて潜入生活も終わりといったところですが、次々に「最悪だ」なことが起こることでお馴染みの『潜入兄妹』ですので、そう上手くはいきません。
前回、ユキが警察のイヌであることを知ってしまったハコメンの賢太(伊藤あさひ)が、自分が組織を抜けることを条件に兄妹の正体を朱雀にチンコロしてしまい、朱雀が涙ながらにキイチに銃口を向けたところで、次回へ。賢太はあっさり殺されてしまいました。
「組織を抜けられるのは、死んだときだけ」と朱雀。まあそうなるわな。
■残された謎は2つ
最終回を前に、残された謎は2つ。キイチたちのハコの中にいるという、もうひとりの内通者は誰なのか。そして、九頭竜の正体は。
『潜入兄妹』のホームページでは、背景のネオンの光り方がモールス信号になっていて、次回のヒントが表示されるという楽しい仕掛けがあります。これまで、「信濃の正体が誰か」を引っ張った回では「ウエカラ」と「上からマリコ」の篠田麻里子であることを示唆していましたし、今回の前には「ウタレル」と表示されていました。
そして最終回を前に「タイゾウ」と表示されています。ハコメンのスリ・泰造さん(徳井優)を指していることは間違いないでしょうけれども、それが内通者なのか九頭竜なのかはわかりません。まあ泰造さんが九頭竜ってことはたぶんないでしょう。あったら楽しいな。もう九頭竜が徳井優でもYes!アキトでも楽しいし、もちろん警察側の入間刑事(及川光博)でも部下の吉野(長尾純子)でも楽しい。次回予告で全力疾走していた“始末屋”櫛田(フェルナンデス直行)でも楽しいよね。