買い物中や仕事中など、急に襲ってくるデリケートゾーンのかゆみ。どう対処していいかわからず困っている方は少なくないでしょう。そこで今回は、デリケートゾーンがかゆくなる「原因」と「セルフケア法」について詳しく解説します。
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デリケートゾーンのかゆみの原因
まずはデリケートゾーンのかゆみの原因を3つ説明します。
(1)刺激
下着や生理用品とデリケートゾーンとの摩擦や、生理用品の使用による蒸れが刺激となって、かゆみが生じます。
(2)感染症
免疫力の低下や過度な洗浄で常在菌のバランスが崩れ、自己感染が起こることも。また、性感染症もかゆみの原因となり得ます。
(3)女性ホルモンの低下
更年期にエストロゲンが減少し、膣や陰唇の乾燥が進む「萎縮性膣炎」によりかゆみが発生します。
デリケートゾーンのかゆみを抑える方法
では、デリケートゾーンのかゆみはどうやって抑えたらいいのでしょうか?
症状が軽ければ、かゆみは自然に治まることが多いです。この場合、無添加のワセリンや保湿剤でデリケートゾーンの乾燥を防ぎ、下着やボトムスを通気性の高いものに変えてみるといいでしょう。
ただし、性感染症に心当たりがあったりおりものに異常があったりする人は、早急に医療機関を受診すべき。受診する科は、婦人科・皮膚科・性病科・泌尿器科のいずれかです。
ホルモンバランスを整えるためのセルフケア
デリケートゾーンのかゆみの原因である女性ホルモンのバランスを整えるには、バランスのいい食生活と、十分な睡眠、適度な運動とストレスをためない生活を送ることが大切。でも、忙しい毎日の中でこれらを行なうのは難しいものです。そこで、今回はもっと手軽にできる対策を3つご紹介します。
(1)ストレッチ
冷えは女性ホルモンの大敵。寝る前やお風呂上りの5分間でいいので、ストレッチをしましょう。血流がよくなり、女性ホルモンのバランスが整いやすくなります。