「最近のハロプロの場合、オーディションで合格するメンバーと研修生から昇格するメンバーが半々くらい。新グループが結成される際は、基本的に研修生からの昇格となっています。オーディションでいいところまでいったけど不合格だった応募者が研修生となるのがほとんどで、小学校の高学年から中学1年生くらいまでのうちに研修生になるパターンが多いです。希空さんが高校2年生ということを加味すると研修生になってから昇格というのは考えにくく、オーディションで一発合格という道しかないでしょう」(同アイドル誌ライター)
だが、日本の女性アイドルグループの中でもパフォーマンスレベルが高いと言われているハロプロの場合、新メンバーにも高いスキルが求められる。
「ダンスや歌のスキルはもちろん、加入して数カ月でこれまで発表した楽曲の振り付けを覚えなくてはならない。オーディションでは、そういった過酷なミッションをこなせるかどうかも見ていると言われています。“辻希美の長女”ということで話題性があるのは間違いないですが、それだけでハロプロの新メンバーとしてやっていくのは難しい。それに、最近のハロプロは『アイドルになりたい』や『タレントになりたい』というよりも、『ハロプロに入りたい』 といったモチベーションをもってオーディションを受ける子が多いのも特徴です。そう考えると、いわゆる“ハロヲタ”ではなく、インフルエンサーの方に興味のある希空さんがハロプロに入らないのは正解と言えるかもしれません」(同アイドル誌ライター)
アイドルとは違う道を選んだ希空だが、今後はどんな活躍が期待できるのだろうか。
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「デビュー間もない時点で、すでにこれだけ世間の注目を集めているわけですからインフルエンサーとしての実力は推して知るべしですが、今は芸能人もマルチタレント化が進んでいますからね。元テレビ東京のアナウンサーの森香澄さんのように当初はインフルエンサー転身とされながらも女優業やタレント業など活躍の場を広げていくケースは多々あります。希空さんに関しても自身が望むインフルエンサーを活動の中心に据えていく中で、将来的に歌手業や女優業、タレント業にも関心を寄せる日が来るかもしれませんし、ポテンシャルや話題性からそうしたオファーも当然来るでしょう」