cicaは、鹿にまつわる6つの事業を展開していくにあたり、特定の領域において高い専門性を持つ企業をCo-creation Partnersとして連携、地域の学生をStudent Partnersとして採用することで、取り組みの幅を広げていく。


「シェフズテーブル事業」では、シェフによるコース料理を提供。

「Premium DEER 安芸高田鹿」を中心とした、安芸高田市の多様な食材を味わうイベントを「DEER LABO 安芸高田」で継続的に開催している。


今後は数名のシェフと契約し、月に1週間程度の営業を目指すとともに、会員制システムも導入される予定だ。


「食育事業」では、小学生と保護者を対象に、鹿肉を通じて「いのちをいただくことの大切さ」を学ぶ食育イベント「こどもの森のレストラン」を、「DEER LABO 安芸高田」で継続的に開催している。


今後は、東京をはじめとする他地域にも開催地を広げる予定だという。

また、低脂質・高タンパクが魅力の鹿肉は、広島県内で学食や寮食として採用され始めており、同社は今後も利用の促進を目指す。さらに、中学校・高等学校・大学での、鹿を軸に地域課題を考える教育プログラムの開催にも繋げていく考えだ。

「店舗運営事業」では、訪日観光客をターゲットに「Premium DEER 安芸高田鹿」を扱う飲食店をオープンし、鹿肉の魅力をPRしていく。

また、鹿が暮らす山にもスポットを当てるため、山の食材をテーマにした専門店の新規開業も予定されている。同社は、中山間地域の多様な食材を観光資源とし、広島の中心地からその魅力を世界に向けて発信していく。

「新商品開発・卸事業」では、シェフとコラボレーションし、「Premium DEER 安芸高田鹿」や山の食材を用いた新商品を開発。セントラルキッチンでは、安芸高田市および周辺地域から高齢者や学生を雇用、商品のアンバサダーとして広島県内のプロスポーツ選手を起用予定だ。