銀座6丁目にある「コートヤード・マリオット 銀座東武ホテル」の和食レストランには、評判のアフタヌーンティーがあると聞き、春のランチ取材に続いて再訪してみました。日本料理店の一番出汁から始まるメニューは、銀座はちみつロールや本格派の和食セイボリーなど、本物志向の味。アフタヌーンティーでは珍しくリピーターが多いその味は、試しておきたい美味しさです。

銀座の日本料理店が創るアフタヌーンティー

和食の料理人が作るスイーツとセイボリーは、ランチやディナーのコース料理などに使われる品々も並びます。2019年発売以来5年間ほぼ味を変えず、舌の肥えたリピーターたちに愛されています。

▲ホテルの地下1階にある日本料理店「銀座むらき」

まず初めに運ばれるのが “一番出汁”。これはお店の様々な料理に使われる味の基本となる出汁のこと。むらきの一番出汁は、鰹節と、血合いを取り除いたキハダマグロの削り節、さらに北海道産昆布から取っていて、高い香りと豊かな風味を味わえる粋な趣向です。

▲料理の要(かなめ)ともなる「むらきの一番出汁」をいただきます

風呂敷に包まれた3段の重箱で運ばれるアフタヌーンティーも趣向です。フタを開けると最上段がセイボリー、中段がお食事、その下にスイーツが重なり、それぞれ開ける時のワクワク感も3倍。風呂敷はお持ち帰りが可能です。

▲風呂敷に包まれたお重

和心を添えたセイボリー

一番上のお重はセイボリー。魚介のマリネ「セビーチェ」や「クリームチーズの奈良漬け」、今月のおすすめ3品は「茄子の田楽」、「羊羹」などが並びます。

▲1段目のセイボリー

ペルー発祥の魚介のマリネ「セビーチェ」がいい味です。普段刺身に使う上質なネタを使い、その日の仕入れによって魚の種類も異なります。玉ねぎやトマトなどをくわえ、味付けは塩やオリーブオイル。スイーツの合間に少しずついただくのがおすすめです。