女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年12月23日 記事は取材時の状況)
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こんにちは。おまみこと、長谷川真美です。6年のウェディングプランナーの経験を経て、式場専門のコンサルタント、プランナー養成講座の主催、フリーランスのウェディングプランナーをしています。
「ウェディングプランナーは婚期が遅れる」とはよく言われることですが、その背景は想像に難くなく、出会う男性のほとんどにお相手がいるからです。だから、いくらイケメンがお客様として来られたとしても、その関係性がどうにかなる…なんてことはありません。
ですが反対に、新郎が担当プランナーにうつつを抜かすことは、稀にではありますが、起こります。今回は、そんな新郎がどうなったかのエピソード。
◆「新郎に好意を持たれている気がする……」
そのプランナーAは、入社して1年目、若くて素直ではつらつとした笑顔が特徴的な女性でした。同性である私から見ても、「かわいいなぁ…」と思えるような、いわゆる“女子力高い系女子”でした。ただ、小悪魔的要素はまるでない彼女でしたので、ある日、とても神妙な面持ちで相談をしてきたときに、私も「どうしようか」と頭を悩ませました。
プランナーの彼女が言うには、「気のせいかもしれないんですが、ご新郎に好意を持たれてるみたいです。ご新婦が席を外すたびに、ふたりで会いたいって誘われるんです……」とのこと。ただ、だからと言って理由も述べずに担当を変更することは、新婦を不安に思わせてしまうかもしれない。言えないですよね、「ご新郎が担当プランナーを誘うので、担当を変えさせていただきます」なんて。
結局、担当変更はせずに、男性プランナーBを同席させることにしました。すると、打合せ中に明らかに不機嫌な様子を見せた新郎。その態度に驚いた新婦が、「どうしたの?」と聞くも、終始ムスッとしていました。