2024年の「タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)が3日に発表され、川口春奈が圧倒的な強さで昨年に続く2連覇を達成した。上位の顔ぶれは昨年とさほど変わっていなかった一方、かつて「CM女王」だった本田翼がまたもトップ10圏外だったことが話題になっている。
川口は昨年21社で初のCM女王に輝いたが、今年は24社とさらに数字を伸ばして堂々の連覇。味の素、ENEOS、小田急電鉄、カルビー、熊谷組、サントリー、ソフトバンク、ニデック、日本製鉄、はま寿司など契約企業は多岐にわたり、1位を独走した。
以下、2位は賀来賢人(18社)、3位は芦田愛菜(16社)、4位は橋本環奈(14社)、5位は同率で今田美桜、広瀬すず、吉岡里帆(12社)と、上位の顔ぶれは若干の上下変動はあるものの、ほとんど昨年と変わらずに安定している。
そんななか、注目を集めているのが2021年のCM女王だった本田だ。2021年は起用社数16社で芦田に競り勝って初の1位を獲得し、2022年は芦田に1社差で敗れたものの、川口と同率の2位だった。ほんの2年前まで川口や芦田と互角に渡り合っていたのだが、今年は2021年から半減となる8社でトップ10にすら入っていない。
本田の凋落は前年から顕著になっており、昨年も8社でトップ10圏外だった。今年は長らくCMキャラクターを務めていた「ZOZO」のCMが吉岡にバトンタッチされるなどし、上半期は起用社数が3社にまで落ち込んだとされ、何とか年間で8社にまで持ち直したものの、トップ10返り咲きはかなわなかった。
急激にCM契約が減少した理由については、複数のメディアで「方針転換」説が指摘されている。
本田は今春に自身がフルプロデュースするビューティーブランド「By ttt.(バイティースリー)を立ち上げ、モデル業も活発化させるなど、ファッション&美容路線を強めている。そのため、一部メディアでは「元々“美容オタク”として有名なので、今はそれに注力するため、あえて他の仕事をセーブしているのでは」などと分析されている。