複数の名刺を持ち、収入の手段を増やすという「副業」の動きが盛んになっている今、どうやって始めればいいのか、何をすればいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 現在の副業事情や、空いた時間を使ってうまくお金を生み出すコツ、副業に関するアレコレを紹介します。

副業に興味がある人はなんと70%も!

働き方改革が進むにつれて、見直される機会が増えた残業時間。会社を去る時間が早くなればなるほど、余った時間のどう活用するかが気になるところです。最近では、その余った時間を使って収入の手段を増やしたり、趣味や得意なことを活かして始める「副業」というキーワードを耳にすることも増えました。

株式会社ジャパンネット銀行が行ったミレニアル世代の「働き方」に対する意識調査では、副業の経験・意向がある人の割合は70%にものぼり、実際に副業経験がある人の割合はなんと4人に1人という結果に。

そもそも副業は法律的には禁止されて「いない」!

ヤフーや、リクルートなどの有名企業をはじめ、副業を会社が認めるパターンも増え、これまで以上に個のスキルを活かして収入源を増やす動きは増えていくように思えます。

副業を始める前に、まず知っておいてほしいのは「会社の就業規定上では副業が認められていないことがあっても、法律的には禁止されていない」ということです。副業を始める前にチェックするべきなのは、自分が勤めている会社の就業規定です。決して副業=悪いことではないということを知っておきましょう。

副業をはじめるメリットとデメリット

こういった社会的・意識的な変化が、「副業」に対してプラスイメージをつけているのには間違いありません。けれど、副業を始める前に理解しておきたいことは他にもあります。

それは、複数の仕事をこなしていくためには、メリットだけではないということ。メリットとデメリットのどちらも理解し、自分に合った働き方を取り入れていきましょう。

【副業を始めるメリット】
・収入源が増えること
・安定しやすいこと
・副業を通した新しい出会いが増えること です。
副収入を得ることで、生活はより豊かになります。また、収入源を一か所だけに依存する必要がないため、心の安定もある確保できるようになるのが大きいでしょう。

【副業を始めるデメリット】 としては
・ハードワークになりやすいこと
・プライベートとの区別がつきづらいこと です。
空いた時間を別の仕事に充てるということは、単純に仕事を増やすということです。プライベートの時間が減ったり、オンとオフをつけづらくなるというデメリットは、あらかじめ理解しておいた方が良いでしょう。

副業を始めるパターンは大きく分けて3つ!

では、実際に副業を始めるにはどうすれば良いのでしょうか?
なにからはじめればいいのか、なにをすればいいのか、悩んでいる人も多いことでしょう。副業には3つのパターンがあります。

ひとつは【起業系】パターンです。
例えば、自分で好きな小物を作ってフリマアプリやインターネットサイト上で販売する、といった個人店をつくること。週末だけカフェやネイルサロンを運営する、などの自分らしいスキルを活かして活動することです。

もう一つは会社から仕事を頼まれる【業務委託】のパターン。
会社から事務系の入力を頼まれたり、ライティングを頼まれたり、資料の作成を請け負うなどの仕事がこれに当たります。最近ではウェブデザインやプログラミングなどの、本業を活かして行う副業の形も増えています。

最後のひとつが【プロボノ】という形の副業です。
報酬を目当てにするのではなく、社会貢献などの役割でボランティアなどを行うことです。例えば、弁護士が、少ない報酬で相談を受けることなどを指します。